最終戦・MFJGP鈴鹿報告(壱)/GP125のチェッカー後に起きた事

ども、全日本も全日程終了しました
普通ならば日程的に合同走行から書いていくんですけれども、今回はまず…GP125でのアクシデントから書いていこうかと思います
帰宅してから解析見るとかなりの数で井手選手の検索が多かった事にびっくり(普段はあまり見かけない)
日本GP後に横江選手の検索が多かったのと同じか

(以下チラシの裏的長文なので注意。アクシデント場面目撃談ではないので、それを期待している人は間違いなく肩透かし喰らいます)



まず、エラソーなタイトルつけておきながら、実はアクシデントの場面は自分達の位置からは確認出来てません
自分達はA席(即ちスターティンググリッド辺り)の前の方に座って観戦
レースレポは後日報告するとして、ここでは最終ラップ辺りから…
トップの中上選手が通過、そこから約3秒離れて2位争いをしていた井手・富沢両選手
両選手のタイム差は殆ど無く、並んでコントロールラインを通過
2位争いは白熱しておりどちらが勝ってもおかしくはない程の接戦だ
そして、中上選手がチェッカー、そこから約2.5秒後にシケインから双方一歩も引かずに最終コーナーを経由してほぼ同時に(しかし、僅かに井手選手が前)チェッカーを受ける(ちなみこの2台のタイム差は僅か0.057秒)

バトルに興奮しながら見ていた自分は井手選手が先にチェッカーを受けたのを見てバンザイしていた直後…グラスタからどよめきと同時に

「井手と富沢が接触ーっ」

という場内アナウンサーの叫びが…(そういえば、ガンッという音も聞こえた気もする)
「えぇっ!?何やらかしたんだよ!」
バンザイしていた手を下げられずに立ち上がるが現場からA席まで遠いせいか全く見えない
ふと、大型ビジョンを見ると…ほぼバラバラになったマシンと倒れているライダー…そして救急車…
その横をチェッカーを受けたマシンがどんどん通り過ぎていく
オフィシャルがイエローフラッグを振っているのが遠目に分かる
「…………」
一瞬にして顔が青ざめ、慌てて携帯のモタスポチャンネルで確認しても「井手と富沢が…」というコメント
双方争っていたからチェッカーと同時にお互い吸い込まれるように接触してしまったんだろうか?
この時点で優勝した中上選手はウィニングランの最中だと思っていたのだ

暫くしてウィニングランをしていたライダーがグラスタに戻ってくる
「え…?富沢くんだよ…」
グラスタに戻って来たのは紛れも無くゼッケン48と書かれたマシンに乗った富沢選手
と、なると…アナウンスやモタスポチャンネルのコメントは間違っており接触したのは井手選手と中上選手となる

状況的に中上選手に井手選手が突っ込んだ事になるよな…
上で説明した通り、井手・富沢選手はチェッカーまでどちらが勝つか分からない位バトルしておりどう考えてもチェッカー受けてもすぐにスピードを緩められる状態ではない、そんな中で激突すれば…
いいや、それよりも2人は大丈夫なのか!?
頭の中が真っ白になり呆然となる
ショックの余り「もう誰も話し掛けるんじゃねぇ…」状態(現にそう言ったのを覚えている)
GP125表彰式は当然、富沢選手のみ(ついでに記者会見も)
…その後のJSB1000は全くレースというレースを堪能出来ず(トップ争いは凄かったんだが)
「タイム差がもっとあれば、逆に3台で接戦だったら追突はなかったよな…」
確かそんな事を言っていたような気もする。まさしく「たら・れば」を連呼

ほとんど魂が抜けた抜け殻と化した自分を見かねたのか某女史が
パドックで様子見た方が良いんじゃないの?」と言ったけど、GP250のレースもTec2は控えているから、間違いなくそっちに忙しい筈だから…迷惑かけちゃいかんだろと思いレース終了後に行こうと考えていた
その間もネットで(ほぼ2chだが…)情報求めて彷徨っていた
そんな中、中上選手の情報は判明。ならば、まずは井手選手の情報が知りたい

かくして、GP250の決勝が終了し慌ててパドック
パドックを急ぐように行くと…丁度タイヤを運びながら笠井・大石選手が歩いてくる
いてもたってもいられずに「井手さんは大丈夫なんですかっ!?」と教えてチャンと化していた
あまりの形相(だったと思われる)に両選手ともちょっと驚いた表情ではありましたが(どこぞの芸能レポーター状態で本当に申し訳ない)
「大丈夫です、大丈夫」
その言葉聞けただけでもまずはホッとする

で…その間、色々とバタバタしていましたがようやく井手選手本人の姿を発見!
無事な姿見て力抜けました、えぇ…本当に
取り合えず、少しばかりお話させて頂きました
一番酷い個所が腰を打ったという事(他に手に湿布をしているという話なんで打撲はあると思われる)
ちなみにアクシデントの事は全く覚えていないそうです
つーか、自分の方が何言ったか半分覚えてないような


次に中上選手の詳しい情報を知りたくてハルクのピットへ
奥の方に椅子に座ってスタッフと話していたのは紛れも無く中上選手本人
ここで見た限りは怪我という怪我もなく元気そうだ
(その数十分後に左手首骨折等の情報を知る訳だが…)
ともかく両選手ともあの大惨事があったとは思えない程度の怪我で、尚且つパドックで姿を拝見出来ただけでも本当に良かったと思う

さて、少し落ち着いた所で、どういう状況であのアクシデントが起きたのかという疑問が頭を過ぎる
現場を見ていない自分は謎ばかりが残った
だからと言って、あの場面を見ようという気にはなれん
そんな時、2chの全日本スレで詳しく状況解説したレスが来た
どっちよりとかでもなく中立的に述べているので非常に納得出来た
全日本スレでも「そんな感じだった」と肯定レスがあったのでほぼこんな感じだったのだろう
以下、全日本ロードレース・2スレの84氏のレスをそのまんまコピペ

84 音速の名無しさん sage 2006/11/06(月) 14:06:12 id:X1BwkjGv0
つまりこういう事か

先頭:フィニッシュライン手前から両手を上げてガッツポーズ。
   そのまま惰性でコース中央付近を下る
2位3位:シケイン立ち上がりからピッタリ並び全開で競り合い真っ最中。
   全開ベタ伏せのまま2台が横に並んでフィニッシュラインを通過。
   (先頭からのタイム差は約2秒半)
   コース中央には惰性で走行中の先頭がまだいるので、
   回避のため2位はピット側に、3位はスタンド側にラインを変更。
先頭:ガッツポーズのまま惰性で下りつつ(レコードラインから離れた)
   ピット寄りに進路変更

2位の回避ラインに先頭が入ってしまったので交錯

ここでの先頭は中上選手、2位は井手選手、3位は富沢選手
MFJのレポートでも中上選手はスローダウンしていてそこに追突と出ていた
成程…

取り合えず、アクシデントの件及びそこでの自分がやらかした(イタイ)行動は以上
この件の感想は実際にこの場面を見ていないので憶測で言うのもおかしいので控えます
(井手ファン…ヲタなので、中立的に語ったように思えても絶対に偏るのは目に見えているというのもある)

何度も言うけどとにかく両選手とも怪我をしているけど無事で良かった…
中上選手は残りのスペイン選手権は残念ながら欠場となってしまいましたが、まだ若いしこれでチャンスが潰れたと思わずにとにかく怪我を治して次に繋げて欲しい


明日以降は合同走行からまったりと?書いて行きます(間違いなくTec2優先になるのは許して)